仕事の内容
主な業務は国際交流事業の企画・立案や中期計画などの策定です。国際交流事業は参加者だけでなく、運営側にも多くの学びがあります。最近驚いたのは、サマースクールで来日した中国人の学生が、短い自由時間に自ら浴衣を買いそろえて阿波踊り見物に行っていたこと。その行動力に感心するとともに、中国で日本文化がとても愛されていることを知り、国際交流を通して自他の国の魅力を発見できるこの仕事の醍醐味を感じています。
入職後、一番印象的だった出来事
特に思い出に残っているのが、文部科学省の国際教育交流担当職員長期研修プログラム(LEAP)に参加し、アメリカで約1年間の語学研修やインターンシップを経験したこと。現地では外国人の同僚との会話についていけず、絶えず辞書を使って状況を理解する努力が欠かせませんでした。異国の地で暮らす留学生を支える立場として、彼らの努力を我が身のことのように感じられるようになったのは大きな成長だと感じています。
MOVE!な瞬間
ベトナムの日本語学校を訪問した時、現地の学生が一生懸命に日本語を学ぶ姿や、日本の大学で学びたいと願う気持ちに心打たれました。彼らに徳島大学に来て学んでもらいたい。強い思いが芽生えた私は受け入れのためにあらゆる支援を行うことを決意。帰国後は入試や奨学金、日本語教育支援についての包括的な制度を整備しました。さまざまな困難を乗り越えて第一期生を迎えたときの喜びは今も忘れられません。